平成22年度から始まった木更津法人会の『芝生化プロジェクト』は、本年度でいいよ3年目を迎え、技術協力をした昨年の袖ケ浦市立中川幼稚園を含め、10か所での実績を残すこととなりました。 袖ケ浦市私立昭和保育園 敷地1,000u 施行600u 苗2,400ポット 昭和保育園は、何度か園庭の芝生化にチャレンジされたようですが、あまり順調にはいかず、遠目から見る限り雑草が繁茂している状況でした。 スプリンクラーや、芝刈り機も常備されているようで、プロジェクトの立ち上げ当初はちょっと手を入れるだけで「緑のじゅうたん」が簡単に完成できるのではないかと、少々安易に考えておりました。しかしながら、実際園庭の視察を重ねると、雑草の繁茂状況、グランドの凹凸、トラックを形成するコンクリートブロックの存在など、 社会貢献委員会の思惑をはるかに超える難題が山積されており、予算も含めて今年度の実施が危ぶまれる状況まで混迷を深めました。 苗の発注時期が迫る中で、グランド全面の施行をあきらめ、6割から7割程度の施行に留め、表面の凹凸を山砂を入れ平らにならすことで対応し、何とか実行しようというのが宮崎委員長の決断でした。 5月末に石村、松本の両委員が最終的な調査を行い、施行予定の1週間前、6月2日に対応できるメンバーで山砂4トンの搬入と地ならし、草刈りを行うことにしました。 当日は6名の委員会メンバーが駆けつけてくれ、自らダンプを運転し、また皆が草刈り釜を持ち奮闘してもらいました。 こうして事前の準備を周到に行ったことで、6月9日の植え込み当日を迎えることができました。生憎の雨模様でしたが、午前10時過ぎに青年部会のメンバーが集合し、手際よく芝のポット苗の準備をし、委員会メンバーの到着を待ちました。その後、君津市の人見保育園から移動した委員会メンバーの到着を受けて、トンボで線を引いたり、鍬で植え込み用の穴掘りを行い、 午後の植え込みに備えました。1週間前に除草作業をしたにもかかわらず、雑草が結構広がっていた状況にはやや閉口しましたが・・。 午後からは袖ケ浦地区の役員の方々も前日の今井幼稚園の植え込み作業に続き2日連続で参加いただき、法人会から22名、保育園の職員10名、保護者の方々5名ほどと、合計30数名で約1時間かけて芝苗の植え込みを 行いました。終盤には大沢会長も駆けつけていただき、当初の予定の約6割、600uの植え込みを無事に終了することができました。 西風が吹くと砂埃が舞い上がり、近隣の住民からも多くの苦情が出ていた中で、順調にこの芝が成長すれば、そのような問題も少しずつ解消されていくのではないかと思われます。 好天であれば、園児、保護者の方々が自ら芝を植えることにより、よりその存在を身近に感じ、大切にしていただけると思うのですが、そのようにできなかったことが少々残念ではありましたが・・。 孫を保育園へ送迎しながら、毎日芝の状況を観察しています。梅雨の雨が芝苗の生育を順調に促し、このまま無事に一面に広がってくれることを願っております。事前準備から当日の植え込みまで、多くの法人会関係者の方々のご協力をいただきました。素晴らしい 事業ができましたことに改めて感謝したいと思います。 (レポート 社会貢献副委員長 近藤信子)
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