今年度社会貢献委員会では、これまでにない広さのある「木更津リトルシニア野球場」の芝生化にチャレンジしました。 木更津リトルシニア野球場 敷地6,300u ポット苗25,200ポット 「木更津リトルシニア」は中学生硬式野球のクラブチームで、かずさ四市の中で一番歴史の古いクラブです。昨年12月にこれまでの烏田にあった野球場から新 たに矢那の地へと野球場を移しました。 今回は、この木更津リトルシニアからの野球場整備の協力依頼を受け、外野側約6,300uの芝生化に取り組む運びとなりました。 ◆ 前日、ポット苗の搬入◆ 6月21日(土)朝8時半には滋賀県からポット苗が大型トラックにより搬入されました。 その荷台を見てびっくり。これまでにないポット苗の多さに少し腰が引けてしまいました。 昨年までは3ヶ所施工分としても10,000ポット。今回は昨年度の補修分と合わせて28,000ポットと倍以上の数です。 これらを2台の軽トラックに積み替え、ピストンで野球場の外野へと運び込みました。 当日は1年生の試合があるということで残っていた3年生のメンバーと関係者、社会貢献委員会のメンバー10数名で 約1時間半の時間を要し運び終えました。ポット苗を植えこむ事前準備のライン引きは、この後、 木更津リトルシニアの方々にお願いして委員会メンバーはお先に失礼しました。植え込み当日を迎える前に、 委員会メンバーは既に筋肉痛です。 ◆当日、ポット苗植込◆ 6月22日(日)、小雨が降る中、木更津リトルシニア関係者、法人会関係者が続々と集まり、8時には委員会メンバーの打合せを行い、 その後、準備作業であるポット苗を植えるための穴掘り、苗を適当な場所へ移動させる作業を開始しました。 時刻は9時となっていよいよ開会式が始まり、木更津法人会石綿会長の挨拶、木更津リトルシニア代表の渡邉氏からの挨拶がありました。 渡邉氏からは法人会に対して、今年度この場所への芝生化プロジェクト実施に対しての感謝と御礼と、 選手たちへの激励と共に自身も最後までポット苗の植え込みを行う意気込みが述べられました。 その後、植込みに際しての説明、記念撮影を終えポット苗の植え込みが開始されました。 今回参加して頂いたのは、木更津リトルシニア関係者63名、法人会関係者35名総勢98名で取り組みました。 およそそ一人当たり280ポット、12シートを植えなければなりません。 今年は例年に比べると実施日が2週間ほど遅いこともあり、シートの苗が隣同士絡み合い外すことにかなり手間取っていました。 天候の様子はほぼ雨具なしでも作業できる状態でしたが、湿度が高く1時間作業を行うとかなりの体力を消耗し、全体の1/5程度しか進みません。 計3回ほど休憩時間を取り進め最後の追い込みでは、安田事務局長から「あともう少し、頑張りましょう」と励ましの言葉にラストスパートをかけ、 正午終了の予定時刻を15分程度の遅れでようやく終ることが出来ました。皆さん本当にお疲れ様でした。 今後は、木更津シニアリトル関係者の皆様には水撒き、肥料、芝刈りと手間のかかることが多くなりますが、どうぞ宜しくお願い致します。 環境を良くするためには地道な管理作業が不可欠となりますが、この野球場の外野一面芝生が広がった状態を想像するとその作業にも やりがいが出るのではないでしょうか。そして、これまでも東京や神奈川から練習試合に訪れると聞いておりますが、今後はますますその回数も増え 「木更津リトルシニア」、更にはこの四市地域のリトルシニアがますます盛んになりますことを期待しております。 最後に、この度の芝生化プロジェクトに際し、木更津リトルシニアの関係者の皆様、木更津法人会石渡会長を始めとする理事の皆様、 女性部会、青年部会の皆様本当にありがとうございました。 ◆経過報告◆ 7月5日(土)苗を植えてから約2週間後、肥料を届けに野球場へ赴きました。 芝の様子はとても順調に生育し、あと2週間もすれば隣同士のランナーが 着きそうな勢いでした。 木更津リトルシニアの練習は土日に行っているので平日は一切使用せず養生期間となることと、 芝植え実施後の土日には雨が降り殆ど使用していないことが功を奏しているのではと思います。大変期待が持てそうでした。 (社会貢献委員会 委員長 青木和彦)
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「芝生化プロジェクト経過報告」 今年度社会貢献委員会が実施した芝生化プロジェクトは、これまでにない広さの木更津リトルシニア野球場(外野)に取り組みました。 その後の経過では、9月7日現在、一面に芝が広がりとても良い結果が得られました。ここまで来るには関係者の皆様の並々ならぬ苦労があったことと思います。 今回は例年に比べると少し遅い6月22日にポット苗植込みを行いました。その後3週間は適度に雨が降ったお蔭で順調にランナーが広がり、まずまずの成長を見せておりました。 梅雨明け後は連日の猛暑の中での水撒き。6,300uという広さに水を撒くには約4tの水を必要とし、軽トラックに雨水や他から調達した水、時には市水を入れたタンクを積み、移動しながらエンジンポンプで水を撒きます。 撒き終わるまでには約3時間を要するそうです。土日はリトルシニアの関係者が管理していますが、平日の水撒きはシルバーさんにお願いしているそうです。そのために平日は週に3回程度が精一杯となり、これが影響してか8月上旬には少し水不足の影響が芝に現れ、一時は危うい状態でもありました。 また、そろそろ芝刈りをしなければならない時期に芝刈り機の手配もつかずかなり伸びすぎてしまうような状況でもありました。 こうした状況下ではありましたが、通常の練習においてはスパイクを使わず芝に配慮した練習や、夏休み期間中は各種試合で遠征することも多く養生期間は十分に取れたこと、更には8月後半の雨により現在に至っております。 監督の話によると、「このように短期間で芝生が広がるとは予想していなかった。芝生が広がってからの練習では特にイレギュラーなどもなく、雨上がりにおいても外野でのキャッチボール等の練習ができるようになりとても良い環境になった。 今後は木更津リトルシニア野球場で行われる練習試合の時のみスパイクを使用し、更に乗用の芝刈り機の購入を検討したい。」と喜んで語っておりました。 こうした話が聞けたことは我々にとっても大変うれしい事です。これからも維持管理に努めて頂き、当初の目的であるように木更津リトルシニア、そして、この地域のリトルシニアがますます盛んになりますよう願っております。 |
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