社会貢献委員会では、本年度も昨年度に引き続き、鳥取方式による 幼稚園・保育園の園庭の緑地化事業、 『芝生化プロジェクト』に取り組みました。昨年は手探りの状態で始めたこの事業も、 一年が経過した各施設からは、芝生の状況が順調かつ様々な成果を挙げており、好評を頂いております。 本年度は新たに、木更津市立わかば保育園、富津市私立富津保育園、君津中央病院さくらんぼ保育園の3園で実施することになりました。 いずれも園庭が土のために砂塵被害に悩まされ、特に市内中心部にあるわかば保育園では、 周囲の住宅地に配慮して毎日何度となく水撒きを行っていたようです。 3か月後には緑のじゅうたんの園庭で、3園の園児たちが楽しく遊びまわっている情景を思い浮かべながら事業に取り組みました。 私立富津保育園 敷地1000m2 ポット苗4,000ポット 富津保育園は、昨年度実施した明澄幼稚園の近くにあり、園庭の規模もほぼ同じであることから、 事前に園庭の様子やスプリンクラー等の設備の見学をして頂きました。 広い面積の水やりは、かなりの重労働であり時間も要することから、富津保育園側の負担により独自にスプリンクラーを設置して頂けることになりました。 また、現在ある井戸の水質は、鉄分が強く散水に適さないことから、新しい井戸まで掘って頂きました。 こうして富津保育園での事前準備は6月上旬までに完了し、植込み当日を迎えることになります。 深いご理解を示していただいた飯田園長先生には本当に感謝しております。 ◆ ポット苗の搬入などの事前準備◆ 6月23日(木)午前中にポット苗が配送される予定で準備していたにもかかわらず、 配送業者の手違いにより夕方配送へ変更になってしまいました。 そこで急遽荷受先の配送センターへ苗を引き取りに行き、各保育園に配ることとなりました。 今年度発注したポット苗は9200ポット。1シート25ポット入り368シートになり、段ボール箱62箱もあります。 これらをトラックに積み込み各保育園に運び、更には箱から苗を取り出し水遣りまで行う作業はかなりの重労働であり、 少人数で行うには大変厳しいものでした。 それでもどうにかこの作業を終え、あとは植込みまでの間の水遣りをお願いして事前準備は完了しました。 ◆ポット苗植えこみ当日 平成23年6月25日(土)午後9時30分〜◆ 前日の天気予報では曇り時々雨でしたが、当日は快晴となりました。 午前8時、社会貢献委員会のメンバーが富津保育園に集合し植込み準備を開始しました。 昨年から使用しているトンボを改良した専用の器具を使い、縦横50p間隔に線を引いていく作業は、30分程度で終了しました。 この日は、公務の合間を縫って富津市の佐久間市長、木更津税務署より津村副署長、善統括、上田上席もお見えになり、 大沢会長をはじめとする木更津法人会の参加メンバーに向けて、感謝と激励のご挨拶を頂きました。 その後、富津保育園の園児と保護者も揃い開会式を行いました。可愛い園児の代表挨拶に始まり、佐久間市長、続いて大沢会長からの挨拶の後、 昨年から法人会のアドバイザリーとしてお世話になっているNPO「法人芝生化プロジェクト」張ヶ谷氏よりポット苗の植込方法の説明を頂きました。 今回の参加者は、園児と保護者で約180名、保育園職員10名、法人会側からは大沢会長、石綿副会長を始めとする富津地区の会員が約30名、 社会貢献委員会富津班10名、事務局2名、あわせて約230名の方々でした。 作業は、親子でポット苗のシートを運ぶことから始まり、そこからポット苗を取り出し植えこんでいきました。 最初は要領がわからず苦戦していた親子も、作業が進むにつれ手際もよくなり、4000ポットあった苗はおよそ30分程度で植え込むことができました。 閉会式では、園児たちに「芝生も生き物なので大切にしてあげてくださいね」とのお願いがあり、 この後、スプリンクラーでの散水が勢いよく始まると、子供たちが一斉に園庭に飛び出し、水遊びの場と化してしまいました。 心配する園長先生、保護者を尻目に元気に動き回る園児たち、ずぶ濡れになる前に一旦水を止め、 その後は教室に入り保育園で作ってくれたカレーを食べる食事会になったそうです。暑い一日でしたが、 園児たちにとっても楽しい一日となったのではないかと思います。 (レポート 社会貢献副委員長 青木和彦)
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