税を考える週間メイン事業として、元大阪府知事、元大阪市長、国政政党代表などを歴任され、現在は、弁護士、TV番組出演や講演、執筆活動等多方面でご活躍中の「橋下徹氏」の講演会を開催いたしました。講演タイトルは「一刀両断! 時局を斬る −次世代のために、今地方で何をすべきか−」というもので、90分間の講演中、プロジェクターを利用しながら、熱のこもったご講演をいただきました。販売したチケット1,200枚が会員各位のご協力により、あっという間に完売し、当日は、1,000名を超える聴衆を集め、盛大に開催されました。また、同時に開催された女性部会による「東北復興支援物産販売」では、福島のご当地名産品が販売され、用意された商品もすべて完売できました。ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。さらに当日、青木会長から、1,200枚分のチケット収入120万円を台風15号による災害復興支援金として地元4市へ30万円ずつ、寄付したことが発表されました。橋下徹氏は講演の中で、大阪府知事、大阪市長時代の経験から、首長としてどのように改革に取り組んだのか、具体的な事例を挙げて説明いただき、地域での改革の必要性と今地方は何をすべきかを、わかりやすくご講演いただきました。中でも目から鱗であった一言は、「正しい納税は市民、企業の義務ですが、市民、企業は”税金の使われ方”をもっと意識してチェックしていくべきだ」という一言でした。政治家や行政が行っている政策は、地域にとって正しいのか、我々市民は常に目を光らせて関心をもたなければならないということです。また、選挙投票率の低下が叫ばれている昨今、もし投票したい候補者がいないときは、棄権ではなく、「白票」を投ずるべきだという提言です。「白票」は、有権者の意思表明となり、既存政治家へのプレッシャーともなりうるとのことでした。橋下徹氏は、首長時代、殺害予告を受け、家族をも命を狙われる危険にさらされながらも、自らの信じる改革を進めた、勇気ある政治家であり、その一言一言には、強い説得力を感じました。お忙しい中、ご講演をいただきました橋下徹先生に心より感謝し、ご報告とさせていただきます。 (研修委員長 白石 直樹)
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