11月15日（土）午後2時より、かずさアカデミアホールに元テニスプレーヤー杉山愛氏をお招きし、講演会を行いました。

　東京オリンピックの開催が決定したことを受け、トップアスリートから地域の将来を担う子供達にスポーツや勉強に打ち込むことの大切さ、目標を持ち、それを実現するための努力の大切さ、そしてそれらを支えてくれる家族や仲間達への感謝する気持ちの大切さなどを学び取っていただく機会になればと企画致しました。

　テーマは「夢をかなえる生き方」です。講演は、杉山氏の生い立ちからテニスプレーヤーとしての輝かしい経歴を綴ったＤＶＤを１５分程上映してから始まりました。1年のうち１０ヶ月間を世界中を転戦する「ツアー」で過ごし、プレーに専念するだけでなく、言葉の壁やコミュニケーションの難しさを克服し、トッププレーヤーに登りつめていく過程を伺いました。特に試合に臨む際の緊張感を取り除く「ルーティン」の話しは興味深く聴くことができました。折しも男子の錦織 圭選手のヨーロッパでの活躍が報道されている時でもあり、世界のトッププレーヤーの生活ぶりにも話が及びました。

　講演の最後の質問コーナーでは、法人会のイメージキャラクターでもある杉山さんから「オリンピックと税」「スポーツ選手の育成にかかる費用は税金から」といったお話も聞かれ、主催者として「税」を考える良い機会となったことを喜ばしく思います。又、子供達からも積極的に質問に手を上げていただき、その中から２件程、杉山さんに丁寧に答えて頂きました。

　今年の公開講座は、例年実施していた落語会からアスリートによる講演会にし、できるだけ子供達が参加しやすい土曜日の午後の開催と、入場料を無料にするという大きな方向転換を行いました。委員会の手作りによる心温まる講演会を目指したのですが、集客動員に最後まで悩まされることとなりました。

　当日はスタッフも含め５４０名の方々に来場いただき、無事に終了できましたことを関係各位に感謝申し上げ報告とします。