女性部会 社会貢献事業
「バイマーヤンジン心のコンサート」

天空にとどけ!大地の歌声
 
 

日 時 平成21年9月26日(土)
会 場 かずさアカデミアホール「メインホール」 (700名収容)
内 容 バイマーヤンジン心のコンサート


四市福祉作業所の展示即売会を開催 トークと歌で観衆を魅了した
近藤女性部会長よりチベット学校建設推進協議会に寄付金を贈呈 会場は約600名の方々で埋まった。
平成21年9月26日、かずさアカデミアホールのメインホールにて、社会貢献事業「バイマーヤンジン・心のコンサート」を、女性部会の主管により実施いたしました。 当日は四市の福祉作業所による手作り作品の展示即売会も併せて開催され、会場内は多くの人で賑わいました。

今回の社会貢献事業は、チベットの声楽家・バイマーヤンジンさんが主宰するチベット学校建設推進協会の「チベットの子供たちに学校を!そして教育を!」といった趣旨に 女性部会が賛同して、彼女のコンサートを主催し、そのチケット代の一部、200円を寄付するという事業です。
3月に今回の社会貢献事業の企画を立ち上げてから約半年、その準備期間は私たち役員の間でもあまり聞き馴染みのない声楽家のCDを聞いたり、勉強会を開いてチベットの文化 や、現在の教育事情を理解することから始まり、少しずつみなさんにお声がけをしていきました。

そして迎えた当日、このコンサートの趣旨をどのくらいの方々が理解し、ご来場いただけるのか一抹の不安もありましたが、会場内は約600名の方々で埋まり、 チベットの民族衣装を纏ったヤンジンさんの姿がステージに現れたのを見て「ほっと一安心」というのが本音でありました。

コンサートは彼女自身が撮影されたチベットの遊牧民の生活を伝えるビデオ上映から始まりました。現在の豊な日本からすれば、 それは過酷な環境ですが、学校で勉強できることの喜びを体いっぱいに表し懸命に机に向かう子供たちの姿が画面に映し出され、胸を打たれました。

ヤンジンさんの関西弁のユーモラスな口調での解説が加えられ、会場内に笑い声が広がる中、自身の厳しかった子供時代の体験談、 お母さんの文字が読めなかったことでの苦労などを聞き、涙が流れました。
彼女の澄み切った歌声はまさに天空に届かんばかり、チベットの民謡と日本の歌がホール内に響き渡り新たな感動の中、閉演となりました。 コンサート終了後も、ロビー内においてたくさんの方々より、更なる募金と感動の声をいただきました。 スタッフとして今回の社会貢献事業に関われた喜びが湧いてきた瞬間です。

 コンサートのチケット売上金の一部と当日皆様からの浄財を合わせまして、227,608円をチベット学校建設推進協会へ寄付させていただきましたことを  ご報告申し上げまして私の事業レポートとします。(女性部会 監事 工藤秀子)